Q:オカリナをやってみたいのですが、どのような楽器が良いのでしようか?(60代・女性)

A:オカリナ(Ocarina)はイタリア語で『ガチョウ(Oca)と小さい(-ina)』という言葉が語源のようですが、本当に小さいソプラニーノから、大きなバスなど、様々な種類があります。 同じ「ドレミ…」を吹いても、ハ長調の音階のものや、ヘ長調、ト長調のものなど、色や柄も含めて種類がたくさんあるのが、魅力でもあります。 また陶器や陶磁器など、素材となる土によっても、音色や響きが変化するので、いろいろ試されると面白いかと思います。

 

初心者の方は、『AC管:アルトのハ長調』を選ばれるのが一般的ですが、『SC管:ソプラノのハ長調』や『SF管:ソプラノのヘ長調』などもあると便利です。音域が高くなれば楽器も小さくなります。 

 

ソプラノなど小さい楽器は高音なので、ずっと吹き続けていると耳にキーンと来るかも知れませんが、AC管であれば、ポヮーっとした、正に癒しの音色ですので、まずはAC管が良いかと思います。 ただメーカーもたくさんあります。個人的には台湾のメーカー『フォーカリンク』が安定していると思いますが、他にも『アケタ』や『ナイト』、『ティアーモ』など色々あります。 また全国各地の『個人工房』で製作されたものも、個性があって魅力的です。 どのようなメーカーが良いかは、管や好みにも依りますが、初めての方には楽器選びのアドバイスも出来ますので、併せてご相談下さい。

 ↑左からSC管(フォーカリンク製)、SF管(アケタ製)、AC管(フォーカリンク製)

2023年10月14日